エイサー、が最も盛んな沖縄本島中部の読谷村在住・Iさん(45歳)によると、「昔は今みたいにディスコやクラブ、ゲームセンターという娯楽がなかったから地域の活動に一生懸命だったよ。本土に就職した人達はほとんどといっていいくらい、帰ってきていたね。踊っていると、とても楽しかったサ」Iさんの同級生や先輩なども帰省すると、「やっぱり沖縄がいちばんさー」といいながら、エイサーに大張り切りしたそうだ。なぜにこんなにもエイサーに夢中になれるのか。
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読谷村座喜味の青年会に所属するMさん(26歳)は「地域のみんなと一体になれる感動があるから」と答えた。それだけでなく、終わった後の反省会と称した酒飲みも大きな楽しみのようだ。この飲み会も深夜から始まるので、翌日の仕事に影響し、遅刻や欠勤などの問題が発生するのだが、そこは沖縄。地域の会社であれば、上司達もしようがないとばかりに黙認する傾向にある。太鼓や三線の音を聞くと、いても立ってもいられない。夏休み、夜の帳がおりた頃、どこからともなく鳴り響く太鼓の音に胸を躍らせるのは、沖縄の人間なら共通するところだ。旧盆前にはあちこちでエイサーの練習風景が見られるようになる。練習期間は基本的に旧盆の1ヵ月前から。練習時間は地域によって多少違いはあるが、20〜24時までの間の2〜3時間ほど、ほとんど毎日行われる。