出かけよう、スローサイクリングへ

2012.01.07

野辺山原は固有名詞ではない、という面も確かにあると思う。つまり、あなたにとっての野辺山原的な世界は、その道の傍らに、おそらくは無限に広がっているのだ。スローサイクリングに関する本を今書き始めた私に、スローサイクリングとは何かをととくと語るような力はないし、そのつもりもない。これから、ゆっくりと、考えてゆく、というより、私たちが旅した数少ない経験を通して、この日本の空間とそこに生きる人びとに、少しずつ教えてもらおうと思っている。

[参考サイト]
豊橋駅のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/230000/STA_990515/

強羅花扇 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad313078/

久留米・原鶴・筑後川周辺のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/400000/LRG_400500/

だから、カタカナの「スローサイクリング」という言い方でなくてもいい。ただ、距離や記録の達成感や、人との競走や比較というモチベーションとは別のところで、この素晴らしい世界を自転車で愉しむスタイルのひとつを探索してみようということだけなのだ。けれどまた、もうひとつの思いもある。自転車の大旅行や長旅やグランツーリズムが、1冊の長い本を読み通すことに似ているとすれば、スローサイクリングは、歌や詩を口ずさむようなものだと私は思う。歌や詩は、本当に凄い。歌は大の魂を楽器にし、詩は言葉を音楽に変える。だから、出かけよう、スローサイクリングへ。歌でも歌うような気分で、詩でも口ずさようなつもりで、ペダルを踏もう。私は楽器もできないし、文章も書かないよ、という人がいても心配はいらない。本当に音楽を奏で、詩を書いているのは、この地球という時間と空間なのだから。でもその地球でさえ、人間がいなければ、きっと、楽器を失ったマエストロ、言葉を忘れた大詩人にすぎないのであろうから。




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